距離が縮みだす
ママちゃんと出会ったのも、ママちゃん一家が住み着いたのも、当時私が勤めていた会社の小さな営業所(プレハブ)の床下でした。
日中の営業所にはほとんど私しかいないような職場だったので、私とママちゃんとの距離はグングン縮みました。
毎朝、私が出勤するとどこからともなく走ってきて、少し可愛い鳴き声を出すようにもなり、くつろぐ姿も見れるようになりました。
今で言うブラック企業だったその会社への出勤が楽しみになったのは、間違いなくママちゃんのお陰でした。
しかし程なくして血の気の引くような出来事が起きました。